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[は]3



インターコミュニケーションCD☆華は貴族に手折られる☆
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華は貴族に手折られる

キャスト
 速水桐梧(遊佐浩二)×高塔 葵(岸尾大輔)望月(杉田智和)神代(福山 潤)市橋(堀内賢雄)
物語
  葵は、由緒ある高塔伯爵家の次男に生まれた。
 誇り高い葵は父と兄が詐欺師に財産を騙し取られ国外逃亡しても一人残り借金取りに対応していた。けれど世間知らずな葵一人でどうこうできるわけでもない。借金返済をせまる詐欺師たちは、金の代わりに葵自身を要求した。
 貴族を憎み、金で爵位を買った男速見桐梧は、誇り高い葵が屈辱にうち震える様が見たいと、借金の肩代わりを申し出る。父兄をたぶらかした張本人の慰み者になるよりは桐梧を選び、やがて二人は惹かれ合うように
ひとこと
  お互いに想い合っているのに、始まりの諸事情により、そうだと素直には認められないというようなお話は好き。このドラマCDはそういうお話でした。
 なぜこのCDを購入したかというと、『悪魔の倫理学』の柏木瞳一郎くんが気に入ったので、柏木瞳一郎くんを演じた遊佐さんの作品を聞いてみようと思ったからです。これは買ってよかったです。
 ただ、カラミのシーンがとっても多い。
 しかも結構濃い。
 お金で買われて、やがて愛し合うようになるという筋書きのはずなのだが、次第に惹かれ合うのではなくって、唐突な感じで相手のこと愛していたみたいな印象を受けました。恋愛のプロセスを愉しもうと思うとちょっと物足りなさがある。
 でも、場面場面を切り取って考えるとよいです。
 原作を読んでいないので、キャラについてはあまりよくわかりませんが、親が騙されているのではないかとうすうす気づいたりするあたり、葵はバカではなさそうなので、好感が持てます。
 桐梧さんの方には、こういった年齢と設定(己の才覚だけで一代で財をなす)のキャラに対して期待しすぎているせいか、友人にそれは恋なのではないかのようなことを言われて、はじめて自分の気持ちに気づいたみたいな間の抜けたところがあるのが残念です。将来の嫁のために用意しておいた部屋を使わせようと思ったあたりで、自分の気持ちに気づけよ(でもそこで気づいてしまうと展開がさらに早すぎるのだけど)

 主役の二人以外はほとんど出番なしみたいな作品ですが、その中でも福山潤さん演じるところの葵の元親友の神代の意地悪なもの言いが印象的です。
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birdie ぼくらの恋愛心理学 another step

キャスト
 中條和也(伊藤健太郎) 神沢喬志(野島裕史)小野塚葉(眞嶋リョウ)柊雅人(増谷康紀)椿恭一(一条和矢)的場久志(上別府仁資)坂上良太(鈴木千尋)
物語
 Episode1 恋愛ルートのアイスED後
喬志は葉との約束どおり、葉を心の支えにし、過去を捨てて生きる努力をしている。ある日葉の好きな人がいると答えているインタビュー記事を読み、葉が柊に想いを寄せていたことを思い出す。

Episode2 愛情ルートの飼育ED後
 愛を得られず愛に飢えていた和也は葉を監禁することで心の隙間を埋めようとしていた。

Episode3 鬼畜ルートの逆襲ED後
 葉を監禁し思うままに蹂躙していた椿恭一は衰弱しきった葉を和也の部屋の前に捨てる。病院に収容された葉は肉体的ダメージとは別のダメージにより目を覚まさない。

Episode4 純愛ルートのアメリカへED後
 アメリカから帰国した葉と柊の様子は渡米前と何ら変わることがなかった。友達思いの喬志は、二人の想いを成就させるために恭一を巻き込んで、恋の橋渡しを計画する。
ひとこと
  ゲームでの鬱なエンディングのいくつかを補完したようなCDで、全編を通して喬志くんが大活躍です。
そしてさらに、恭一もいい人になっています。
和也くんもそうだけど、加害者がほんのちょっと謝ったあとは、何事もなかったかのような日常に戻るというのが納得ゆかないといえばゆかないのですが、とてもいい作品になっていると思います。
特に気に入っているのはEpisode1。喬志×葉のカップルにエッチシーンはいらない……というか、そういうのを超えた仲でいて欲しかったかも。
 Episode2もよかったね、めでたしめでたしって思うけど、全てを許した葉はともかく、和也はもっちっと何か微妙な変化みたいのがあればもっとよかったんじゃないかと。
 Episode3は葉に喬志の狂気(?)が引き出され、喬志と恭一のやりとりが素晴らしかった。ここで私の中の恭一のランクがまたあがりました。
 Episode4は相変わらず柊にいらいらさせられましたが、完全に喬志が主導権を握っている喬志×恭一のカップルが楽しめればいいからいいけど。
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インターコミュニケーションCD☆縛恋(3枚組) ☆
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縛恋

キャスト
 高見玲二(子安武人)×高見和也(松本保典)久住高志(堀内賢雄)森島明人(田中秀幸) 黒崎亨(成田剣)
物語
  ホストとしてそのカリスマ性を遺憾なく発揮する 高見玲二。
 玲二の歪んだ愛と執着を受け入れる和也。
 和也をあきらめきれない黒崎。
 玲二を操りたい森島。
 それぞれの思惑が交錯する中、玲二につれなくされた女性客が玲二に報復しようと企てていることを人づてに聞いた和也は黒崎に真偽を訊ね、黒崎は森島に相談する。
ひとこと
  これはCDのみなのですね。
 物語的には、さらにお話が膨らむわけでも完結するわけでもなかったのですね。
 むしろ、前作でお話としてはとりあえず完結していたものを蒸し返して、収拾のつかないところで放置されてしまったようないらだちがあります。
 でもこのドラマCDはすごい。お話の密度はそう濃くなく、またしても3枚組なのに、一気に全部聴いてしまえる。
 キャスティングって本当に大切なのね。
 白黒はっきりさせたい性分なので、和也のスタンスに苛立たされます。もっと……こう、清濁併せのむような人物だったら、共感はまでは出来なくとも、好感が持てるのに。
 個性的なキャラに囲まれてしまった主人公の悲哀と思えばそれはそれで魅力的なのかも知れません。
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