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ベティ〜愛と裏切りの秘書室〜

◆物 語◆

 不美人に生まれついたベティは、一心不乱で勉強に励み、大学をトップの成績で卒業したが、写真付きの履歴書で応募した就職試験にはことごとく失敗する。写真を貼らずに応募した大手ファッション企業『エコモダ』社に社長秘書という職を得る。若き社長アルマンドへの恋心を抱く。
 会社の業績をあげようと焦って失敗したアルマンドはそれを隠蔽する為に友人のマリオと相談し、自分に従順で優秀なベティを色仕掛けで懐柔することを試みる。アルマンド立ちの計略にはまったベティはアルマンドの命じるまま帳簿を改竄し表面上は会社の運営がうまく行っているようにみせる。やがてその真意はベティの知るところとなる。

◆登場人物◆

ベアトリス・ピンソン・ソラーノ
物語の主人公。頭脳明晰で気だても良いが、ルックスに難がある。雇い主であるアルマンドに淡い恋心を抱く。

アルマンド・メンドーサ
アパレルブランド「エコモダ」二代目社長。女好きで遊び人だが、社長の地位を得るために父の共同経営者の忘れ形見マルセラと婚約。

マルセラ・バレンシア
「エコモダ」設立者の一人バレンシア家の娘。悪い人間ではないが嫉妬深い性格。優秀で常にアルマンドに従うベティーを敵視。

マリオ・カルデロン
アルマンドの親友で「エコモダ」副社長。アルマンドの女好きで独身主義者。

ダニエル・バレンシア
バレンシア家の長男。「エコモダ」の社長の地位を狙い、アルマンドの失脚を画策。

パトリシア・フェルナンデ
マルセラの友人で彼女が秘書としてアルマンドの素行の監視のために送り込んだ。以前は金持ちの男性と結婚していたが離婚。離婚後も生活レベルを落とせず、いつも金に困っている。

ウーゴ・ロンバルディー
「エコモダ」のデザイナー。美しいものが好きで、美しくないものは許せない。ベティたち不細工組に徹底に侮蔑のことばをなげつける。

ニコラス・モーラ
ベティの幼馴染。ベティ同様頭脳は優れているが用紙には恵まれていない。誰も彼の姿を見ていないが、ベティの会社の同僚の間ではベティーの「恋人」ととして名前が通っている。

◇感 想◇

 全160話。でも内容的には薄い。半紙を引張って引張ってという感じ。テンポが早ければもっと面白かったのではないかと思う。
 ただあまりおしゃれではなかっただけの話しで、のちの大変身を見ればわかるようにベティの場合は不細工ではなかった。
 それよりも美人とされるマルセラやパトリシアのどこが美人なのか、それほど男前には見えないアルマンドがなぜモテモテなのかよくわからない、もっと見目麗しい役者を充てることは出来なかったのか?。  ドラマの後半むだ毛処理をしヘアスタイルとお化粧を変えて、不細工女から美女に変ったベティだけど、私は不細工女だったときの方が好きだった。そして、つまりは人間性に惚れたのだろうアルマンドは変身したベティを変らずに愛せるものなのだろうか。そりゃ醜いよりは美しい方が気分はいいかもしれないけれど、人間の中身がそんなにかわるわけではないかもしれないけれど、やっぱり別の女性のような気分にはならないものなのだろうか。どうでもいい話しを延々だらだら続けていたのだから、その辺りももう少し描いて欲しかったな。
 ゴシップ好きで人の心にずかずかと踏み込み、話しをしないなら友達じゃないみたいな言い方をするブサイク組、私ならあんな友達は欲しくない。
 もっともこの物語にまともな人間はほとんどいないような気がするけれど。    
 
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